【計測機器】機械検査3級の学科問題を解説!【ノギス・マイクロメーター】

資格

こんにちは!

工業系資格に初めて触れる方向けに、機械検査3級の学科試験の解説を行います。

この記事を読むことで以下の悩みを解決するお手伝いになると思います。

・機械検査での勉強を効率的に行いたい!

・検索したり調べたりするのがめんどくさい!

・覚えた知識を確認したい!

順を追って覚えていけば、確実に覚えられます!少しずつ勉強していきましょう^^

頻出問題

早速ですが、過去問です。

20mmのブロックゲージを測定すると20.02mmと読みが出るマイクロメータで丸棒を測定したら20.98mmと読みが出た。この丸棒の実寸法は20.96mmである。

この問題の正解はです。

測定法に属する問題は頻出問題ですので、確実に覚えておきましょう。

考え方の解説

この問題の解説です。

  1. マイクロメーターの器差を把握する。
  2. 測定した寸法を把握する。
  3. 測定した寸法から器差をプラス、もしくはマイナスする。

以上になります。ポイントは器差がプラスなのかマイナスなのか、という点です。

器差がプラスなら、その分大きいということなので、測定値を「マイナス」に補正します。

器差がマイナスだったら、測定値にプラスして補正します。

それでは順番に見ていきましょう。

1.マイクロメーターの器差を把握する

上記の問題の場合、ブロックゲージの大きさ(20.00)を実際に測定したら(20.02)という数値が読み取れたので、以下の様に器差を計算します。

(20.00)-(20.02)=0.02

以上の計算から、このマイクロメーターの器差はプラス0.02mmということが分かりました。

2.測定した寸法を把握する

これは問題文そのままに把握しましょう。

”20.98mmと読みが出た”

以上のように書いてありますので、測定した寸法は20.98mmです。

※「読みが出た」とは「実際に測定したら20.98mmと数値を読み取ることができた」という意味です。

3.測定した寸法から器差をプラス、もしくはマイナスする。

問題文の測定した寸法である20.98mmから、計算した器差の0.02を補正します。

補正とは「正しく補う」ということです。大きい方の器差だったら小さくしてあげる、小さい方の器差だったら大きくしてあげる、ということです。

この問題の場合、器差がプラス0.02だったので測定した寸法数値からマイナス」します。

20.98-0.02=20.96

以上が答えとなります。

まとめ

単純な計算問題ですが、器差の把握と補正の考え方を確実に覚えておきましょう。

・マイクロメーターの器差を把握する。

・測定した寸法を把握する。

・測定した寸法から器差をプラス、もしくはマイナスする。

言葉の意味さえ分かれば、確実に点を取れます!

少しずつでいいので、正確に把握していきましょう!

以上!ひとつずつ覚え、確実な合格を目指しましょう^^

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