こんにちは!
機械検査3級の学科問題の解説です。
今回は材料の問題を説明します^^
出題される問題数は多くはありませんが押さえておきましょう!
こんな方に向けた記事です↓
機械検査での勉強を効率的に行いたい!
検索したり調べたりするのがめんどくさい!
覚えた知識を確認したい!
それでは早速解説していきます。
材料
検査3級の学科では、踏み入った内容の問題は出ませんが、材料の基礎知識、熱処理に関連するもの、材料の特性など出題されますので、ポイントをしぼって解説します!
SS材
SS400あたりが見る機会が多いかと思います。
一般構造用圧延鋼材という材料です。
Steel (鋼鉄) Structure(構造) の略称でSSと表記します。
SSの後に続く400は引張強さの最小保証値を示しています(400MPa(メガパスカル))
SC材
S45Cが一般的かと思います。旋盤の検定に使われる材料もSC材です。
機械構造用炭素鋼鋼材という名称です。
Steel (鋼鉄) Carbon(炭素) の略称でSC材と呼ばれます。
SCの後に続く45は炭素含有量です。炭素含有量0,45%という意味です。
FC材
「FC」はねずみ鋳鉄です。
F は鉄(Fe)の頭文字で C は鋳造(Casting)の頭文字です。
炭素含有量が多く(2,14%以上)、材料の表面がねずみ色なのでねずみ鋳鉄と呼ばれます。
SUS(ステンレス)アルミニウム、その他
「SUS」はステンレスです。ステンレスの「す(SUS)」と覚えましょうw
アルミニウムについては、比重や熱伝導率について問われます。
その他の材料には、銅、チタン、亜鉛めっき(鉄の表面にめっき処理する事で錆びにくくする【防錆】)など、過去問で問われました。
代表的な材料の特徴を下記の表を参考に覚えておきましょう^^
過去問
それでは、実際に出題された問題を見ていきましょう。
1 S45Cの45は引張強さを表す。
2 アルミニウムは、銅より熱伝導率が高い。
3 亜鉛めっきは鉄に対して防錆力がある。
1 × 炭素含有量を表します。
2 × 銅の方が熱伝導率が高いです。
3 〇 その通りです。
まとめ
機械検査の学科問題で出る材料の問題は上記のような感じです。
そこまで深い知識は問われませんので、暗記しちゃいましょう!
熱処理や旋盤、フライスの学科試験にも応用が利く知識です。
他の資格取得も見据えて、がんばっていきましょう^^
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