こんにちは!
機械検査3級の学科問題の解説をします。
点数を取る為の知識をポイントをまとめてご紹介します。
こんな方に向けた記事です↓
機械検査での勉強を効率的に行いたい!
検索したり調べたりするのがめんどくさい!
覚えた知識を確認したい!
それでは早速解説していきます!
探傷試験
探傷試験とは、表面や内部に傷や欠陥がないか調べる方法です。
機械検査の問題では超音波探傷試験と浸透探傷法の2種類が出題されます。
ちょっとしたポイントを押さえて、正解できるようにしておきましょう^^
超音波探傷試験
超音波を使用し内部の欠陥を発見する方法です。
内部にキズがある場合、超音波の反射の大きさが変化します。
それらをエコーとして可視化し、内部の欠陥を調べる方法です。
以下のような問題が出されました。
超音波探傷試験は、表面に開口した欠陥の検査に使用される。
正解は × です。
超音波探傷試験は内部の欠陥の検査に用いられます。
浸透探傷法
機械検査3級の問題では、以下の2種類の浸透探傷試験が出題されることがあります。
共通していることは、材料表面の欠陥を発見する方法です。
それぞれ特徴をみていきましょう。
蛍光浸透探傷試験
材料の表面に蛍光塗料を塗ります。
その後、材料の表面をきれいに拭き取ります。
最後にブラックライトに材料を当てて、キズの有無を検査します。
染色浸透探傷試験
材料の表面に塗料を塗ります。
表面を拭き取ります。←ここまでは蛍光浸透探傷試験と同様です。
キズを観察する際、自然光または白色光下で、試験面は、500ルクス以上の照度で観察しなければならない、と規定されています。
それでは、過去問を見てみましょう。
1 浸透探傷試験は表面の割れやキズを検査する試験である。
2 日本工業規格(JIS)によれば、浸透探傷試験における目視検査に使用される光源は単色でなければならない。
1 〇 表面の欠陥を調べる事ができます。
2 × 単色光源だけでなくブラックライトも用いられます。
JIS規格によれば
”2目視による観察は、自然光又は照明光の下で行い、ナトリウムランプのような単色光源は、使用してはならない。”
と規定されています。
問題に関する知識は多くはないので覚えておきましょう^^
誤差に関連した知識
誤差に関連した知識を単語毎に見ていきましょう。
系統誤差
補正が可能な誤差です。
測定器の個体差による誤差(器差)だったり、温度や測定のやり方など、補正することが可能な誤差のことを系統誤差と呼びます。
偶然誤差
補正ができない誤差です。
検査するモノと検査機器のスキマに偶然、ホコリが付着してしまったりするなど、補正できない(原因が特定できない)誤差を偶然誤差と呼びます。
総合誤差
系統誤差と偶然誤差を合わせた(総合した)誤差のことを総合誤差と呼びます。
過去問では合成誤差という言葉で正誤を問われますので、間違えないよう覚えておきましょう。
【総て】(すべて)の誤差を【合】わせた誤差、ということで総合誤差です。
※合成(2つ以上のものを合わせて成る(混ぜる))総合(総て合わせる)言葉のニュアンスを理解しておこう!
1 系統誤差は補正できるが、偶然誤差は補正できない。
2 すべての誤差をあわせた誤差を合成誤差と呼ぶ。
1 〇 偶然誤差は補正することができません。
2 × 合成誤差ではなく、総合誤差と呼びます。
製図に関する問題
基本的な製図知識も問われます。
過去に出題されたところだけ、ポイントを押さえて覚えておきましょう。
Φ(ファイ)・・・直径を表す。
R(アール)・・・半径を表す。
SΦ(エスファイ)・・・球の直径を表す。
□(シカク)・・・正方形材を表す。
1 機械製図においてSΦ50は球の直径が50mmであることを表す。
2 図面で半径を表すには、寸法数字の前にΦを付記する。
1 〇 球の直径を表す記号は SΦ です。
2 × 半径を表す記号は R です。Φは直径を表します。
まとめ
言葉の意味を理解して、問題を解けるようにしておこう!
機械検査3級の問題は●×の二択です。
ちょっとでも知識があればすぐに解く事が出来ます。
ひとつひとつ、ノートにまとめるなどして覚えていきましょう!
みなさまの勉強を応援していきます!
それではまた^^
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